イタリアで初めての女性医師、マリア、モンテソーリ(1870~1950年)が開発した教育方法。最初は障害児の治療教育に携わっていたのが、後に健常児にも発展させました。モンテソーリが言うには、「子どもたちは、自分達の中に自らを成長、発達させる力を持って生まれて来ている。大人や教師はそれらを子ども達から導きだし、子どもたちの自由を保障し、援助する事が大切である。」と述べています。これがモンテソーリ教育の大きな教育理念となっています。モンテソーリ教師は上から教えるのではなく、子どもたちが既に持っている能力をそれぞれの発達に応じて導いて行く援助者です。
生活教育(日常の生活習慣、手先を使う練習) | |
感覚教育(五官の感覚器官を養う) | |
言語教育(運筆練習、絵カード、文字、聞く、話す、読む、書くの練習) | |
算数教育(数概念の基礎、足し算、引き算、掛け算、割り算、十進法) | |
文化教育と科学教育(地理、歴史、動物学、植物学、生物学、科学) |
生活教育は、日常の生活習慣、日常の行儀作法、マナーなども学びます。
感覚教育は、五官を敏感にする為にもお仕事の時間中も静かで心を落ち着ける音楽が教室内に流れています。
算数教育は、数が数える事が出来ても、それが正しい量として認識できているか、数と量が正しく一致出来るかを学んでいきます。ビーズやキューブを使っての足し算、引き算から始まり、最終的にはビーズやキューブに頼らずに足し算や引き算が出来る様にと導きます。足し算と引き算がマスター出来た園児は、モンテソーリ教具を使っての掛け算や割り算を学びます。
1から9の位が完全に理解できている園児は、十進法を学び一、十、百、千の位までを学びます。
言語教育は起承転結を問う絵カード、写真を使ったり、反対の絵カード、写真カードを用います。絵パターンを並べたりすることで、言語能力を大きく伸ばします。これは日本語、英語を問わずに言語能力の基礎となるものです。常に言語能力の脳を刺激する事は大切な事です。
ひらがなの読み書きや運筆練習もします。ひらがなをマスターした園児は、カタカナや漢字に進みます。また、文章構造も取り入れ、国語力を養います。更に、写真や絵を使ってそれらについて、皆の前で説明をする事により、高い言語能力を促します。
希望者には、英語の読み書きも練習出来ます。又、希望者は英語のプリントワークをやる事も出来ます。日本語の教育方法と現地の英語の教育方法は異なっています。両方を使ってこそ、英語、日本語の物の考え方も習得出来、現地の小学校へ入学した後にも戸惑う事がありません。
文化教育では、世界の事は勿論、日本にも重点を置いて教えます。世界地図や世界の国旗について学んだり、又、今世界でどのような事が起こっているかも学んで行きます。世界はグローバライゼーション化されています。幼児期から、世界の一員である事を自覚します。自分たちで作る世界地図や国旗は、子どもたちに喜びや知識欲を与えてくれます。文化教育は、小学校に入った後で多いに役立ちます。
科学教育は、身近な実験を園児たちと一緒にやったり、実際に花の球根や花の種を園児たちが自分で植える事により、自分たちが育てる喜びも味わう事が出来ます。
生物学は魚や鳥などのパズルを使って各部分を学んで行くと共に、それぞれの本作りをしながら各部分を学ぶ事が出来ます。
モンテソーリ園では、上の5つのカテゴリーに加えて、アートや工作も取り入れています。アートや工作は園児たちが退屈をしないように、定期的に新しいアートや工作を用意しています。
更に、日常の生活やこれからの小学校生活の基になる基本的な「知識」や「知恵」に関するプリントワークもやって行きます。これらは全て、日本語で教えています。希望者には、英語のプリントワークも用意します。プリントワークをやる事により、机に座って勉強をすると言う学習習慣が身につきますので、小学生になっても無理なく机に向かうという態度が身につきます。
モンテソーリ園では、かなりアカデミックな教育、日常の礼儀作法やしつけにも力を注いでいます。